クニルプストリビア
クニルプスにまつわるトリビア(豆知識)をご紹介します。
歴史やこだわりを知ると、持ち物に一層愛着が湧いてきませんか?
クニルプス通の方も、これからお買い上げになる方も、ぜひご覧ください。
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ドイツ人エンジニアのハンス・ハウプトは、戦争で傷を負い、脚が不自由になりました。雨の降りそうな日には、片手にステッキ、もう一方の手に長傘を持たなければなりません。不便に感じた彼は、「ポケットに入るくらい小さい傘を作れないだろうか」と考えます。こうして1928年、世界初の折りたたみ傘クニルプスが生まれました。
ハンス・ハウプトは、彼の発明した折りたたみ傘にKnirps(クニルプス)と名付けました。Knirpsとは「小さな仲間」「おちびさん」を意味するドイツ語です。今日では、Knirpsは折りたたみ傘の代名詞になっており、ドイツ語の辞書でKnirpsを引くと「折りたたみ傘」と表記されています。
傘といえば当然「長傘」だった時代。折りたたみ傘の発売当初は、まずこの新しい伸縮自在の傘の操作方法を人々に知ってもらう必要がありました。そこでクニルプスチームは、ショーウィンドウでどのように開け閉めするのかを実演して宣伝することにしました。大きなスクリーンを設置し、操作する人の影のみが見えるようにした展示方法は、1930年代にはとても珍しく、多くの人を魅了しました。
1928年に生まれたクニルプスは、産業の発展に後押しされ人々の憧れのブランドへと成長していきます。有名人が登場する雑誌やポスターなど、洗練されたマーケティング戦略が成功の鍵でした。1950年代に入ると、ドイツの天気予報では雨が降る日を“クニルプスウェザー”と呼ぶほどに、世の中へ浸透していきました。
1965年、クニルプスは自動開きの機能を備えたモデル「オートマティック(Automatic-Knirps)」を発売します。この革新的な製品は、傘の新しいスタンダードになりました。赤いボタンはブランドの象徴となり、1970年代から現在に至るまで、クニルプスのロゴマークには一貫して“Red Dot”が描かれています。
クニルプスの最初の傘は、工場作業員の1週間分のお給料に相当する金額だったそうです。当時ほどの金額ではなくなりましたが、現在も決して安価な傘ではありません。だからこそ、最高の材料と熟練の技術によって品質を保証することができるのです。
クニルプスは自社開発の機械で傘のフレームを製作しており、既製のフレームは一切使用していません。傘1つを作るのに300個を超えるパーツが使われますが、その1個1個すべてがオリジナルです。お手元のクニルプスをご覧いただくと、その骨組みに小さくブランドの刻印が入っているのがお分かりいただけると思います。
- 一部対象外あり
クニルプス折りたたみ傘のシャフト(中棒)は、先端に行くほど太く、ハンドルに近くなるにつれて細くなっています。傘を開いたとき、力は傘の上部に集中するため、その部分を太くすることによって、より耐久性を高めることができるのです。
- 一部対象外あり
日本でクニルプスの販売が始まったのは2003年のこと。同年にクニルプス史上最も革新的で小型なモデル「X1」が発売され、インダストリアル・デザイン・エクセレンス賞やグッドデザイン賞を受賞するなど、華々しいデビューを飾りました。日本におけるクニルプスの歴史は、X1とともに歩んできたといっても過言ではありません。X1は現在も高い人気を誇る、クニルプス最小の“ブランドアンバサダー”です。
日本で販売しているクニルプスの傘には、一定期間の製品保証をご用意しています。不良が生じた場合、無償で交換を行うサービスです。保証期間はもともと「2年間」でしたが、2021年3月ご購入分からは「5年間」へと改定しました。もっと安心してお使いいただける傘を目指して、クニルプスはこれからも進化し続けます。
3月16日は「折りたたみ傘の日」。この日付は、クニルプスの生みの親であるハンス・ハウプトが折りたたみ傘の構造を考案し、特許を取得した日に由来しています。2024年、日本記念日協会により正式に記念日として認定登録されました。